日本には様々な昔話が伝わっていますね。桃太郎、一寸法師、竹取物語、浦島太郎…などなど。私が子供の頃はテレビで『まんが日本昔ばなし』が放映されていましたので、よく見ていたのを思い出します。余談ですが、母親が厳しくてテレビはほとんどNHKしか見せてもらえなかったことを、ついでに今思い出しました(^_^;)
そもそも神話や昔話、童話、民話、伝説…いろいろあるけどそれぞれの定義ってなんだろうと考えると難しいですし、境目と言いますか線引きをするには複雑なものだと感じます。ただ、このようなお話の大半は日本神話、いわゆる古事記や日本書紀であったり神道に関する思想の影響を受けているものが多いということは間違いありません。
今回は竹取物語について少しお話します。竹取物語といえばかぐや姫ですが、月に帰っていくシーンなどは悲しくも神秘的ですらありますね。それ故に、かぐや姫が乗ったのはUFOだったのではないか、という説もあるほどです。実際にはどうなんでしょうね…今回はそこには触れません。
さて掲題の通り、竹取物語では数字の『三』がよく出てきます。
三寸の女の子を光る竹の中で見つけ、
その子は三か月で普通の背丈になり、
かぐや姫と名付けられた祝いの宴は三日続いたのです。
さらに、かぐや姫が月の都人であることを打ち明けるのは帝に会ってから三年後のことでした。
とても不思議ですね。意図を持って『三』にこだわっているようにしか感じられません。
これが具体的に何を意図しているのかはわかりませんが、神道にとって『三』はとても重要な数字であるということだけは言えます。だいたい神社に祀られている神は三柱(三神)であることや、参(三)拝という言葉からもわかると思います。
一説には、神話に出てくる木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤビメ)という女神とかぐや姫との関連性も指摘されておりますし、また竹取物語は今後起こる事を象徴している(つまりは予言)とする説もありますね。
こういう話でワクワクするのは私だけでしょうか…謎があると知りたくなりませんか?