今回は明治神宮です。祭神は明治天皇と昭憲皇太后となっており、初詣の参拝者数が日本一ということでも有名な神社ですね。
うつせみの 代々木の里は しづかにて 都のほかの ここちこそすれ
明治天皇がこのように詠まれたことから、崩御された後にこの地に祀られることとなりました。
去年の春はコロナ禍でしばらく出歩くこともままならない状況でしたが、私が東京に引っ越してから最初に参拝した神社なんです。
戦時中に社殿が消失してしまい、当時のまま現存しているのは鳥居と楼門だけなんだそうです。なお、昨年2020年は明治神宮の創建100周年でした。
境内は古来からの樹木と各地からの献木によって深い緑に包まれており、お洒落な原宿に隣接していることを忘れてしまうような雰囲気さえあります。
また境内にある御苑も季節によって様々な姿を見せます。たまに散歩がてら行くのですが、本当に心安らぐ景観が広がっていますよ。
神社に長い歴史や伝説を求めがちな私にはやや物足りないのですが、とはいえ東京では外せない神社のひとつであることは間違いないでしょう。先日一緒に参拝した友人は感銘を受けたようで、勢いに乗って御朱印帳まで購入しておりましたよ(笑)。