後 葉 (のちのよ)

神社のことを中心に、好きなことを綴っていく自己満足のためのブログです

蚕ノ社

京福電車嵐山線「蚕ノ社」駅下車、徒歩数分。京都市右京区太秦に鎮座する『蚕ノ社(かいこのやしろ)』をご紹介します。 蚕ノ社とはそもそも通称であり、正しくは「木嶋坐天照御魂(このしまにますあまてるみたま)神社」といいます。長いですね…(^^;; 創建…

ここはどこ?

さて、ここはどこでしょう? 私の好きな東野圭吾さんの作品にも登場するんですよ

明治神宮

今回は明治神宮です。祭神は明治天皇と昭憲皇太后となっており、初詣の参拝者数が日本一ということでも有名な神社ですね。 うつせみの 代々木の里は しづかにて 都のほかの ここちこそすれ 明治天皇がこのように詠まれたことから、崩御された後にこの地に祀…

言葉の伝え方

日常生活やビジネスにおいて、相手と議論したり何かを指導・指摘しなければならない場面はよくありますね。そのような際にお互いが感情的になり「僕(私)は間違ってない(悪くない)!」とお決まりの台詞が飛び出すことも少なくありません。困ったことです…

伊勢神宮

太陽神にして日本の最高神である天照大御神を祀る、神道界の中心とも言うべき社。それが伊勢神宮です。さすがに知らない人はほぼいないでしょう。 伊勢神宮は約5キロ離れた『外宮』と『内宮』から構成されており、外宮から先に参拝するのが古くからの習わし…

『和する』ことと『謙虚さ』

神社や神道ネタもあるものの、今回は最近仕事をしていてあらためて感じたことを書きたいと思います。 以前このブログで鏡と鑑のお話について書きましたが、私は仕事をするうえで(もちろん人としてでもありますが…)内面を重視したいと思っています。いくら…

北野天満宮

このブログを更新するのもなんだか久しぶりです。 今回は菅原道真(すがわらのみちざね)を祭神とし、『天神さん』の名で親しまれる北野天満宮を取り上げてみたいと思います。 祭神である菅原道真は学問、政治ともに申し分なく優秀で、その才能が認められて…

熱田神宮

熱田神宮。天皇家の『三種の神器』のひとつである草薙剣が祀られていることもあり、伊勢神宮に次ぐ由緒を持つ神社であると言われています。今回はこちらを見ていきましょう。 いきなり個人的なお話になってしまいますが、私は今年3月まで名古屋市に住んでお…

八坂神社

この時期、夏の京都の風物詩といえば祇園祭ですね。今年はコロナの影響で内容の変更や中止を余儀なくされているお祭りが多いですが…祇園祭においても山鉾巡行と神輿渡御が中止となりました。 そんな残念な状況ではありますが、『祇園さん』の愛称で親しまれ…

少し疲れました

自分ではそのようなつもりはありませんでしたが、ここ何年か公私ともに気を張りすぎていたのかもしれません。いろいろあって、少しだけ疲れてしまいました。いろんな意味でひとりになりたいし、それと同じくらい何かに癒されたい。 そのうち落ち着いたら泊ま…

二葉葵

上賀茂神社と下鴨神社の記事にて、ふたつの神社の社紋は二葉葵であり、この葵には深い意味があることをお伝えしました。今回はこの点について少し触れたいと思います。 まず『葵』自体に触れる前に…上賀茂神社と下鴨神社と言えば『葵祭』が有名ですが、それ…

九州各地での豪雨は凄まじいですね。私の勤務している会社でも、現地の一部支店で大きな被害が出ています。 何より、このたび被災された方々には心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り致します。 このような時に言うことではないのか…

上賀茂神社

このブログで一番最初に載せたのが下鴨神社だったのですが、今回ようやく上賀茂神社をご紹介します。本来ならばセットで語らなければならないほどに密接な関係性のある両社なのに、なんとなくもったいなくて今日まで出し惜しみしてました(笑)。 上賀茂神社…

七夕

『織女之 今夜相奈婆 如常 明日乎阻而 年者将長』織女(たなばた)の 今夜逢ひなば 常のごと 明日を隔てて 年は長けむ 織姫は今夜彦星に逢えても、またいつものように明日から二人は離れ離れとなり、長い時間(一年)再び逢える日を信じて待ちながら過ごして…

夏越の祓

今日は夏越の祓が行われる日ですね。 氏子や崇敬者の罪や穢れを人形(ひとがた)につけて川に流すなどして祓ったり、茅の輪を潜って無病息災を祈る伝統行事で、大祓とも呼ばれています。 話は少し変わりますが、相撲界を引退した元貴乃花親方は相撲が神事で…

桃太郎に潜む陰陽五行思想

桃太郎…我が国で最も有名かつ親しみのある昔話のひとつと言っても過言ではないでしょう。 先日、このブログにて花咲爺と五行思想についてお話した際に、この思想の影響を受けている昔話が他にもあるということを書かせていただきましたね。実はそれが『桃太…

貴船神社

深山幽谷…そう呼ぶにふさわしいだろう。かの有名な鞍馬山と貴船山の間に鎮座する霊験あらたかな古社、それが貴船神社である。 と、いつもとは違う感じで始めてみましたが早速ご紹介に入っていきましょう。 貴船神社は京都市北部の山奥にありますので、市内の…

松尾大社

さて今回は松尾大社のご紹介。 神道…いや、日本の歴史を語る上で欠かすことができないであろう『秦氏』の氏神として信仰されてきた神社で、上賀茂神社や下鴨神社と合わせて『秦氏三所明神』とも称される、京都屈指の歴史を持つ神社となります。創祀は701年と…

建部大社

近江国一之宮、建部大社。滋賀県は大津市、JR石山駅から徒歩圏内に鎮座しています。琵琶湖の南部ですね。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)。 失礼ながら私は数年前まで全く聞いたことがなかったのですが、日本屈指の古社のひとつであります。 あんま…

神棚

ご自宅に神棚がある、という方はどの程度いるんでしょうね。一戸建ての住宅であれば保有しているご家庭もそれなりにありそうですけど、集合住宅が増えて核家族化の進む近年ではむしろ神棚を保有していないというご家庭の方が圧倒的に多いのではないかと推測…

伏見稲荷大社

このSNS全盛の時代に、その名を知らぬ者はもはやいないのではないか…そのように思えてしまうほどに有名ですね。ここに限っては皆さんの方がお詳しいのでしょうが、今回は伏見稲荷大社をご紹介していきます。 『お稲荷さま』で親しまれる稲荷神社は全国に3万…

立場が変われば何が変わる?

もう3ヶ月近く経ってしまいましたが、4月は新卒の入社があったり、昇進する人がいたり、社会的な立場が変わる方がたくさん出てくる時期ですね。 僭越ながら私もこの4月に昇進しまして。…したのは良いのですが、今まで担当していた部署、役職も兼任したままで…

春日大社

今回は春日大社についてのご紹介になります。 奈良県は三笠山のふもと。有名な興福寺に隣接するかのような形で鎮座しています。春日造の本殿は国宝です。 一の鳥居を通って参道を歩くと非常にたくさんの石灯籠があります。2000近くあるとかなんとか。すごい…

花咲爺は陰陽五行思想で語ることができる

昔話、『花咲爺』。内容の詳細を思い出せない人でもきっと「ここ掘れワンワン」のイメージだけはおありなのではないでしょうか。 軽くおさらいすると以下のようなお話です。 老夫婦の飼っていた白い犬。ある日おじいさんと一緒に山へ向かう途中で「ここ掘れ…

鏡と鑑

皆さんは鏡を見ない日はありますか?私は無いです。全く見ない、という人はほぼいないのではないでしょうか。 では、人はなぜ鏡を見るのでしょうか。髪をセットしたりお化粧をしたり、あるいはネクタイが曲がっていないかチェックしたり…。中には「今日も私…

晴明神社

今回は晴明神社をご紹介します。 こちらは、かの有名な稀代の陰陽師『安倍晴明』をお祀りしています。とてもこじんまりとしていますが、随所に晴明や陰陽道の雰囲気が感じられる神社なんですよね。京都市の地下鉄烏丸線、今出川駅から徒歩圏内に鎮座していま…

竹取物語に頻出する数字『三』

日本には様々な昔話が伝わっていますね。桃太郎、一寸法師、竹取物語、浦島太郎…などなど。私が子供の頃はテレビで『まんが日本昔ばなし』が放映されていましたので、よく見ていたのを思い出します。余談ですが、母親が厳しくてテレビはほとんどNHKしか見せ…

お守り

皆さんはお守りを持っていますか?私はもちろん持っています。最近ちゃんと数えていませんが、間違いなく35個以上はありますね。 という話をするとだいたい言われるのが、「そんなにお守り持ってたら神様同士ケンカするから良くないよ!」って話です。これが…

下鴨神社

最初なので、恐らく私が最も参拝しているであろう『下鴨神社』についてご紹介したいと思います。 下鴨神社は正式には『賀茂御祖神社』と言い、上賀茂神社(賀茂別雷神社)と総称して賀茂神社とも呼ばれています。 小川流れる糺の森に鎮座しており、境内は夏…

ブログを開設しました

私は普段からとりとめもなく様々なことを調べたり考えたりしているのですが、内容によっては吐き出す先がありません。私の好きなサッカーだとか温泉だとかゲームだとか、そういったライトな話題であれば友人や会社の同僚などと会話する機会はもちろんありま…