今回は晴明神社をご紹介します。
こちらは、かの有名な稀代の陰陽師『安倍晴明』をお祀りしています。とてもこじんまりとしていますが、随所に晴明や陰陽道の雰囲気が感じられる神社なんですよね。京都市の地下鉄烏丸線、今出川駅から徒歩圏内に鎮座しています。
陰陽師というと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。私は『五芒星』のイメージが強いですね…これは魔除けのシンボルとしても有名です。ちなみに私は五芒星が好きで、そのようなデザインのアクセサリーを持っていたりもします(((o(*゚▽゚*)o)))
この五芒星は『晴明桔梗紋』とも呼ばれ、晴明神社の社紋にもなっています。ちょうど今の季節は境内に桔梗の花が咲いていてすごく綺麗です。五芒星を彷彿させるような形で、青みを帯びた紫色も素敵なんですよね。
一の鳥居を通ると旧・一條戻橋や式神の石像などに目を惹かれますが、見落としてほしくないのが『日月柱』です。これは『陽』である日(太陽)と『陰』である月をもって、まさに陰陽を表現しているわけですね。
二の鳥居をくぐるとすぐに四神門があります。北の玄武、東の青龍、南の朱雀、西の白虎、で四神ですね。それぞれが柱に刻まれていてカッコいいです。
余談ですが、四方に対して中央は麒麟が対応します。日本の道路の起点、いわば中央とも言える日本橋に麒麟の像があるのは、そういった理由なのかもしれませんね。
なお、この四神は方角だけではなく季節にも対応しています。玄武が冬、青龍が春、朱雀が夏、白虎が秋。『青春』だとか『白秋』といった言葉はこれが由来なんですよね。
四神門を通るとすぐ右手に手水舎があり、隣接して『晴明井』があります。病気が治ると言われていて、実際にこのお水は飲むことができますよ。
この晴明井、スマホの待受にすると運勢が上がるという噂がありまして、私もそうしています。運勢が上がったかどうかはわかりませんが、会社の同僚からは「なんすかそれ?…怖いんですけどw」って言われました(;ω;) 世の中なんだか世知辛いですね…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
…気を取り直して本殿に向かいますと、晴明公と厄除の桃がそれぞれ本殿の左右に配置されています。
晴明公、なんかカッコいい
厄除の桃です。桃には邪を払う力があるんですね。イザナギ、イザナミの黄泉の国のお話はとても有名なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。そんなこともあってか、桃の花言葉は『天下無敵』となっています。
桃ついでにお話しますと、晴明神社のものではありませんが私は魔除けのための『桃守』を持っていますよ。
画像はありませんが、授与所の中にある絵馬を見ますと著名人のお名前がたくさん確認できます。『SEIMEI』で金メダルを獲得した羽生結弦さんなんかも参拝されていたようですね。
さて、晴明神社…いかがでしたか?晴明や陰陽道に多少なりとも知識がある方であれば、こんなに心躍る神社もなかなか無いかと思います。
関連して、晴明やお母さんの物語である『葛の葉狐』(信太妻、という場合もあります)を読んでみるのもよいかもしれません。日本の昔話の定番要素がたくさん詰まったお話になっていますし、そんなに長くないのでぜひ。